こんにちは　四日市　歯医者　さかもと歯科医院です。

歯周病と言われたけど具体的にどんな歯周病治療をするのでしょうか？

今日は歯周病治療治療についてご説明いたします。

歯周病とは？

歯周病とは歯を支えている組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質)にみられる疾患軍の総称です。ただ単に歯肉が腫れて出血するだけでなく、一般的には歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収し、歯の動揺をもたらす疾患です。

歯肉には細菌から守るバリケードのような役割、歯根膜は歯のクッションの役割があり栄養も歯や骨に供給する大事な役割があります。セメント質は歯の支持に役立ったり、歯がしみにくいように守ってくれています。歯槽骨は歯を支えるだけでなく食物を噛んだ時の圧を受け止める役割があります。どの組織も歯が存在するにはとても大事な組織となります。

歯周病治療とはこれらの組織が病気になり、原因を除去するために使用する器具や薬剤方法が何通りもあります。

歯周病治療の流れ

歯周病の原因は細菌です。歯磨きをする際に磨き残しがあるとそれが菌の塊(歯垢＝プラーク)となり歯や歯ぐきに悪さをします。歯医者でプロのお掃除をしても大事なのはプラークを作らないようにすることです。そのためには日々の歯磨きが一番大事になります。

そのために歯科医院として出来ることは…

①歯周病、自身の状態の把握…自身の体を健康に維持してもらうため、またプラークコントロールの維持のために歯周病について、ご自身の現在の状態についてを説明し患者さん自身にきちんと理解していただきます。

②口腔指導…患者さん自身に自分の歯に合ったアイテム(歯ブラシ、歯磨剤、洗口剤)や磨き方を教え技術を習得してもらいます。

③スケーリング…歯石があることで歯周病が悪化するわけではなく、歯石の粗造な面にプラークが沈着し、歯周ポケットが歯周病菌の温床となることが問題なのです。そのために歯石を除去し、歯面を滑沢にし、歯石が沈着しにくいようにするため歯石を除去します。

④ルートプレーニング…歯根面を滑沢にして、プラークの沈着を防ぎ、プラークを除去しやすくする。また、ポケット内に露出した汚染したセメント質を除去し歯肉に為害性のない根面にします。

これらに付随してプロフェッショナルコントロールで行うのが化学的プラークコントロールとして、歯周ポケットに洗浄用のノズル等をポケット内に挿入して消毒薬によりポケット内洗浄を行ったり、LDDS(局所的薬物配送療法)といって徐放性のある抗菌薬を歯周ポケットに投薬し局所での濃度を長時間維持し消毒する方法です。ポケット内洗浄より長く薬剤の濃度を維持できます。(酸性の製品が多いため乱用すると根面う蝕になる欠点があります)、状態が悪い場合(急性症状の場合など)は全身投与で抗菌剤を投薬する場合もあります。

この他の治療として歯周病のリスクファクターである咬合性外傷の治療をしたり、歯並びを治療するため矯正をお勧めしたり、習癖(食生活や喫煙、噛み癖など)の是正、う蝕治療など、歯周病治療は様々な面からアプローチする必要があります。

予防がとても大事だとご理解いただけたら幸いです。

さかもと歯科医院では歯周病を治療するために最大減サポートしていきます。

患者さんによってもゴールが違うため、お話をしっかり聞きながら患者さんに合った提案をしつつ進めてまいります。

その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、インビザライン矯正などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。

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