こんにちは 四日市市 歯医者 さかもと歯科医院です。
皆様は一日何回歯磨きをされていますか?
歯肉の炎症効果や糖尿病などの全身疾患予防効果についてはブラッシング頻度が高いほど効果が高いという報告はあるのですが、う蝕予防を目的として1日3回以上のブラッシングを推奨している報告は無いのです。
大げさなことを言うと、(上記に書いたもの以外でも口臭やエチケットの面など以外の理由を除けば)う蝕予防に限ってはフロスや歯間ブラシを丁寧に行い、歯ブラシを的確に効率よく歯面に当て、プラーク除去ができていれば1日1回でもよいのです。
う蝕予防を目的としたブラッシングの目的
①成熟プラークの破壊と初期化
②食事由来の糖質の除去
③フッ化物歯磨剤による歯質強化
④フッ化物歯磨剤による再石灰化促進
⑤フッ化物歯磨剤による細菌が出す毒素や酵素の産生抑制
※②については食後のうがいやお茶、水を飲むことでも効果はあることです。
また、ブラッシングというのは手用や電動歯ブラシ、技量によっても効果は大きく異なります。そして顕微鏡レベルですと歯ブラシでのブラッシングのみのプラーク除去には限界があります。
う蝕予防に最も効果的なのはフッ化物
現在最も効果が高く、世界でも推奨されているエビデンスレベルが高いう蝕予防法は1日2回以上のフッ化物配合歯磨剤によるブラッシングです。
2017年3月以降はフッ化物配合歯磨剤の最高濃度は1500ppmまで配合することが厚生労働省によって認可されました。(海外では5000ppmの歯磨剤もあるが日本では認可されていない。)
年齢によって推奨濃度が変わるので注意してください。(低濃度にし毎日使用できるように決められています。)またフッ化物は萌出間もない歯に反応させるとより効果は高いので、生え変わりの時期は大人以上にしっかりとケアしたほうが◎
6歳未満…500ppm/切った爪程度の量
6~14歳…1000ppm/5ミリ
15歳以上…1500ppm/1~2センチ
なおダブルブラッシングをお勧めします。1回目はプラーク除去を行うことを目的にするため、歯磨剤は使用しない。2回目は歯磨剤を歯面全体に広げることを目的とする。うがいは5~15ml(およそペットボトルの蓋に入る量)の水で5秒のうがい一回きり。フッ化物を反応させるためにできたら1~2時間は飲食を控えましょう。
※お子様のフッ素塗布に歯科医院へ通われている方へ…半年に一度の歯科医院のフッ素塗布の薬剤は9000ppmありますが毎日使用してもよいフッ化物配合歯磨剤との併用なども過剰摂取などの問題はありません。安心してくださいね!
もちろん、砂糖の摂取や食事を食摂る時間、頻度なども関係はしてきます。フロスや歯間ブラシも使用し丁寧にプラークを除去し、口腔内の細菌の量を少しでも減らすことが重要です。
虫歯リスクが高いお子様や大人の方も、フッ化物洗口剤が現在ではOTC化され、ドラッグストアでも購入できるので歯磨き後に使用するのもおすすめです。
昔に比べて、フッ化物の塗布や定期健診もいかれる方が多くなったことも経緯し、現在では歯の欠損が少なく、長きに渡って歯を使用する期間も伸びました。その分歯周病や虫歯になる率が上がってきています。ただ残すだけでなく、いい状態で残し、いつまでもおいしいごはんや、楽しい会話などができるように歯を保ちましょうね!
その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。
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