さかもと歯科医院コラム記事

【さかもと歯科医院】顎関節症について

顎関節症

こんにちは 四日市市 歯医者 さかもと歯科医院です。

顎関節症とは

顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害、あるいは顎運動異常を主要症候とする傷害の包括的診断名です。

【病態分類】

咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)…顎運動時に惹起される筋に起因する疼痛障害(いわゆる筋肉痛)

顎関節痛障害(Ⅱ型)…顎運動時に惹起される関節に起因する疼痛障害(膝が痛いのと似ている)

顎関節円板障害(Ⅲ型a型復位性、b型非復位性)…顎運動時に惹起される関節(関節円盤板)に起因する疼痛障害(顎の関節が関節円板を乗り越えるときにスムーズに動かなかったり、ロックがかかってしまう)

変形性顎関節症…関節軟骨の破壊、下顎窩や下顎頭の骨吸収や変性、関節円板などの変形を主徴候とする病変(関節の軟骨が変形、手術必要)

顎関節症の治療

薬物療法…鎮痛剤や抗炎症剤

物理療法…温シップなどで患部を温め血液循環をよくし、筋肉をリラックスさせ痛みを軽くする効果を期待

スプリント療法…上顎か下顎にマウスピースを装着

咬合調整…咬合に関係があるときに行う

外科的療法…顎関節の一部に明らかな異常があり、手術が有効な場合のみ

顎関節症の予防法

咬合に問題がある…虫歯や歯周病、抜けている歯などの治療を受け左右同じように噛むことができるようにする

くいしばり、歯ぎしりをしないようにする…「安静空隙位」を意識する。(下顎がリラックスしている状態では、上下の歯は通常二、三ミリ離れている。)

ほかにも頬杖をついたり、うつぶせ寝で寝ない、ガムを噛みすぎない、寝転がって本やテレビを見ない、枕が高い、電車の中などで長時間居眠りをしないなど顎関節に負担をかけないことです。

専門的な診断、治療の必要な場合は口腔外科への紹介をさせていただいております。

その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。

四日市 さかもと歯科医院
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