こんにちは 四日市市 歯医者 さかもと歯科医院です。
重度の歯周病やう蝕により口腔内に持続的な(慢性的な)炎症が存在すると全身の免疫反応や代謝に影響します。
虫歯と言えばミュータンス菌ということはご存じですか？昔はこのミュータンス菌しかいないと言われていましたが、今は数多くの菌が存在しています。このミュータンス菌は脳出血や腎臓病をもたらすことも最新の研究から明らかになりました。
慢性炎症に関して
口腔で慢性炎症を引き起こす代表的な疾患と言えば重度う蝕と歯周病です。
歯周病は歯周組織に持続的な炎症が引き起こされる慢性炎症疾患です。
動脈硬化を含む血液疾患、糖尿病、アルツハイマー病、関節リウマチなど他の臓器の慢性疾患に関連することがわかっています。これらの病気の共通点は持続的な慢性炎症を伴う疾患ということです。
歯周病⇔全身疾患
歯周病とこれら全身疾患はお互いに影響しあっています。例えば歯周組織の炎症物質が血流に乗り全身に運ばれ全身のこれら疾患に悪影響を与えます。また、口腔細菌が飲み込まれて大腸に送られると腸の細菌叢にディスバイオーシス(細菌叢が乱れること)を引き起こし、全身の慢性炎症に影響を与えます。
全身疾患と歯周病の相互関係は有名ですが、近年、その中でもアルツハイマーと歯周病の研究が進んでおり、歯周病菌のポルフィロモナスジンジバリス菌(Pｇ菌)が多くのアルツハイマー患者の脳から検出されたこと、また歯周炎により引き起こされる慢性炎症によってアルツハイマーの病態が悪化すると言われています。
歯周病菌だけでなく虫歯菌も全身に悪影響は与えます。昔は全身と口の中の病気は切り離されていました。
ですが、口は体の入り口です。一番きれいであってほしい場所に大量の細菌がいることを考えると納得します。
お口の健康は全身に影響するということは常に意識してケアをして健康を保ちましょうね！
その他、虫歯治療、インプラント、定期検診、などお電話、メールでもお問い合わせ下さい。
四日市 さかもと歯科医院
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