最終の被せ物が入る前に、一時的に入れる歯「仮の歯」
よく歯医者さんから、「では次回仮の歯を入れますね‼」や、「仮の歯の形を採りますね‼」などと言われたことはありませんか?
今日は四日市市 さかもと歯科医院で作る仮の歯についてお話致します。
仮歯の材質
さかもと歯科医院の保険の仮歯は、レジンと呼ばれる歯科用のプラスチックで作成致します。最終の被せ物よりは見た目は劣ります。
比較的、10日~2週間ほどの期間を過ごしていただくために想定して作成しますので、硬いものを噛むと、割れてしまう可能性があります。
インプラントや保険外の被せ物の仮歯につきましては、治療の都合上、最終の被せ物に近いものを作り、歯ぐきの状態やかみ合わせ等を、長期間、長いと約半年の間様子をみなくてはならない場合もございます。
その場合、強度的な問題や、歯肉の厚み等によりプラスチックでは対応できないと診断するケースもあり、技工士さんにオーダーメイドの多少耐久性のある仮歯を作成してもらう場合もございます。
仮歯の役割
仮歯には様々な役割がございます。例としていくつかあげますので、参考になさって下さい。
審美面…前歯だと歯抜けの状態になるので最終の被せ物が入るまで仮歯を作り、過ごしていただきます。
支台(土台となる歯の)の歯を刺激から守る…神経が残ってる場合はしみるので、温度や歯ブラシなどの刺激から保護するために仮歯を入れます。また、土台の歯がかけたり、口腔内の環境が悪い時に細菌に感染しないように仮歯を入れます。
歯の移動の防止…歯を削りスペースが空いている場合、長期間そのままの状態ですと、段々と歯が手前側に移動してきたり、噛み合う反対側の歯が伸びてきたりします。その際、いざ最終の被せもを入れようとした時に入らないと困りますので、仮歯をストッパー代わりにし、歯が移動しないようにします。
咬合…仮歯が入ることで多少咬みやすくなり、お食事もしやすいです。
歯ぐきのラインを整える…歯ぐきを正常な形に誘導したり、きれいな形を保つために仮歯を入れます。
リハビリ用…複数本のインプラントや、長期間虫歯で歯がない状態ですと、咬む位置が不安定になります。噛む練習をするために、仮歯を入れて慣れていただいて、咬み合わせが安定してきましたら、最終の被せ物の型採りを知ていきます。
他にも様々な役割がございますが、大きいものとしてはこのあたりになります。
仮歯は最終の被せ物よりは強くはありません。プラスチックでできているので、水分を吸収しやすく劣化が早いです。すり減ってきたり、変色もしてきます。
仮歯をつけるためのセメントも、外せられるように付けるので、すぐに取れてしまうこともございます。外れたら着け直せますのでご連絡下さいね。
それ以外にも不安なこと、質問等あればお電話、メールでもお問い合わせ下さい。
四日市 さかもと歯科医院
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