四日市 歯医者 さかもと歯科医院では入れ歯治療も行っております。
入れ歯のお手入れ方法はご存知でしょうか?
入れ歯は歯科用のプラスチックで出来ているので丁寧にお手入れ、取り扱いをしないと劣化が早まったり、ひび割れ等の原因となります。
また入れ歯のお手入れをしないことで高齢者の肺炎リスクが上がることもわかっています。菌が器官に入り込み肺炎を発症することを誤嚥性肺炎と言いますが、肺炎の7割程を占めるのがこちらにあたります。
この歯科用プラスチックはご自信の歯よりも汚れが付きやすく菌も繁殖しやすいものになります。
介護されている方もお手入れする際に気をつけていただきたいことなどをまとめましたので、この機会にお手入れの方法を確認していただけると幸いです。
入れ歯のお手入れ方法
まずお口から取り出した入れ歯や汚れている入れ歯はぬめりがあるため落としやすく、破折の原因になります。流水下で洗う際は、洗面器に水を張った上や、シンクに厚めのタオルなど敷いてお手入れして下さい。小さい入れ歯ですと落とした拍子に排水口に流れてしまうことも防止できます。
ブラシで磨く際は、研磨剤の入った歯磨剤の使用はお辞めください。研磨剤が入っていることで入れ歯に傷が付きやすくなります。傷がつくことで、その隙間に菌が入り込み汚れや着色が付きやすくなったり、臭いの原因にもなります。また少しずつ削れていき舌触りの悪いザラザラの入れ歯になってしまいます。力いっぱいゴシゴシ洗いはせず、ぬめりが取れるまで優しく磨きましょう。入れ歯のバネの部分も忘れずに磨きましょう。
そして必ずお水で洗うようにして下さい。入れ歯はあまり熱いお湯ですと変形いたします。
就寝時の保管方法ですが、部分入れ歯には金属のバネが付いており、残っている歯に引っ掛けて使用します。1日中着けているとやはり負担がかかります。負担がかかるということはバネのかかっていない歯よりは弱くなるリスクは大きくなります。
ですので就寝中は歯も、歯茎も、粘膜も休ませてあげることが必要です。
入れ歯は乾燥に弱く変形の原因にもなるため、湿度を保って保管して下さい。
入れ歯は吸水性があり汚れも付きやすく、臭いも吸収しやすいのです。市販で売っている薬液に漬けることで除菌効果、着色、臭いを取り除く効果もありますので気になればお使い下さい。
入れ歯の材質によって入れ歯洗浄剤で変色することもあるそうです。その場合は使用を止め、歯科医師に相談しましょう。
残っている本数や、状態により就寝中も入れ歯を入れて頂いたほうが良い場合もございます。使い方は、お口の状態によって異なりますので、必ず半年に一度は検診をし、歯科医師の診断のもとご使用下さい。
残っている大事な歯のお手入れも忘れずにしましょう。総入れ歯の場合も、歯がないからといってそのままの状態では菌が繁殖し、お口の中にカビが生えたり、口臭の原因にもなりますので、せめて就寝前はガーゼなどで歯茎や、粘膜部分を拭って清潔にしましょう。とくに忘れがちなのは、上あごの粘膜の部分です。
入れ歯はとてもデリケートな装置になります。お口の中に入れるものですので、いつでも清潔にさっぱり気持ちよく使って下さいね。
ご使用方法でわからないことがございましたら、小さいことでもお気軽に相談してくださいね。
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